ニュースレター

5F分析③(2014.07.15)

【5F分析(3)】 
 
若山経営・東京事務所の若山です。いつも大変お世話になっております。

今回も弊社若山が週間帝国ニュース(株式会社帝国データバンク青森支店様発行)
に掲載させて頂いた記事の「5F分析」の記事から抜粋したものをシリーズでお届けします。
 

━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
前回のカメラ店のケースを以前お送りした「5F分析(1)」に当てはめます。

○『競争要因1:新規参入の脅威』・・・大手チェーン店の出店
○『競争要因2:同業他社との競争』・・・個人のほか官公庁に営業基盤を置く
○『競争要因3:代替品の脅威』・・・カメラ付き携帯電話
○『競争要因4:買い手(顧客)の競争力』・・・プリンターの購入により、現像プリント需要減少
○『競争要因5:仕入先の交渉力』・・・代替品の登場や消費者ニーズの変化に対応、戦略の転換

———————————–
結果論ですが、平成13年の業績好調な時に、あるいは、売上が減少傾向になってきたときに、3年後、5年後にくる経営環境の変化を想定し「事業領域の再定義」をしたうえで、5F分析を行い、経営戦略を考え、それに基づく経営計画を策定し、実行していれば「破産手続き開始」という最悪の事態を回避することができたのではないでしょうか。
 

●随想━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

最近、ニュースで見ましたが、「プレミアムモルツ」は、10年連続で過去最高販売数量を更新しているそうです。
近年、発泡酒などに押され、他社のビールは伸び悩んでいるそうですが、「プレミアムモルツ」だけは好調だそうです。
ビールは他社ビールの競合もありますが、「お酒」という枠になると、日本酒・ウイスキー・カクテル・焼酎・発泡酒等、ビールに代わる代替品はたくさんあります。
また、新作も毎日のようにテレビでCMされています。

『戦略参謀:戦略策定』メニュー「5フォース分析」で、皆様と皆様の顧客様が、「プレミアムモルツ」のような唯一無二の商品を作るお手伝いができれば幸いです。

第15期【経営戦略塾】のご案内(2014.07.10)

■╋■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
╋■┛ 第15期経営戦略塾開催のご案内
■┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

若山経営・東京事務所の若山です。
いつも大変お世話になっております。

今回は『第15期経営戦略塾開催』のご案内です。
今年度は複数期の日程を組み合わせて、ご都合のよろしい第1~4講座を選択することができるようになっていますので、日程のご調整などもしやすくなっております。

最近は、以前ご受講いただきました事務所様でも、新機能確認のために専担者が再受講いただくケースや、別の社員様などが研修の一環としての受講いただくなど、複数回ご参加いただく事務所様も増えてきております。
料金に関しましても、ユーザーの皆様には、お得な再受講価格でご案内させていただいております。

また、カリキュラムも、より実践的にお使いいただけるよう、「ファシリテーター」や「KPIマネジメント」に関する講義や、IGグループ代表の岩永先生による、「MAS監査と戦略参謀」をテーマとしたご講義も予定しております。
8~1月のスケジュールを下記に記載いたしました。

◆日時

 
第15期
第16期
第17期
 
講師予定
第1講座平成26年8月19日(火)平成26年10月7日(火)平成26年12月9日戦略参謀基礎コース
 ※導入研修と操作演習
第2講座平成26年8月20日(水)平成26年10月8日(水)平成26年12月10日(水)戦略参謀「戦略策定」応用コース
 ※活用実習「中期戦略マップ」
「ファシリテータについて」
 ㈱シナプス:細井大地氏
第3講座平成26年9月3日(水)平成26年11月5日(水)平成27年1月8日(木)戦略参謀「戦略実行・管理」基礎コース
 ※導入研修と操作演習
「MAS監査と戦略参謀」
 IGグループ代表:岩永經世氏
第4講座平成26年9月4日(木)平成26年11月6日(木)平成27年1月9日(金)戦略参謀「戦略実行・管理」応用コース
 ※活用演習「マネジメントの仕組み作り」
「組織を変える、行動を変えるKPIマネジメント」
 ㈱シナプス:細井大地氏

  ※講座内容は変更になる場合がございますのでご了承くださいませ。

◆時間
 ○第1、3講座 10:00~17:30(18:00より交流会)
 ○第2、4講座 9:30~17:00

◆受講料(再受講価格)
 ○基本費用(経営者と幹部の方で参加お願いします)
  1.以前受講された方
     1社2名様迄 70,000円(税抜)
  2.軍師の会会員様
     1社2名様迄 30,000円(税抜)

 ○追加費用(3名様以上参加の場合1人につき)
  1.以前受講された方 30,000円(税抜)
  2.軍師の会会員様  10,000円(税抜)
   ※受講料には「戦略ツール『戦略参謀』」「研修テキスト代」「昼食代」が含まれます。

◆研修会場
 株式会社日本M&Aセンター研修室
  〒100-0005
    東京都千代田区丸の内1丁目8番3号 丸の内トラストタワー本館4F

◆お申込み期限
 ※初回開催受講希望日の2週間前までにお願いします。
【第15期】
 ○第1、2講座:8月5日(火)
 ○第3、4講座:8月20日(水)

◆お申し込み先とお問い合わせ先:
青森本社(担当 古川):TEL:017-738-8833 FAX:017-738-8827
東京事務所(担当 若山):TEL:080-3318-0342

皆様のご参加をお待ちしております!

【仙台開催決定】フォロー講座のご案内(2014.07.01)

【仙台開催】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 フ┃ォ┃ロ┃ー┃講┃座┃の┃ご┃案┃内┃
━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━━━━━━━
若山経営・東京事務所の若山です。
いつも大変お世話になっております。
東京での開催に引き続き、今月の7月11日(金)に仙台でも「フォロー講座」が、行われることが急遽決定いたしました!

今回のフォロー講座は皆様にぜひともご紹介したい、3つの<NEW>を中心に講座を進めていく予定です。
 

◆◇◆ 今回のフォロー講座は豪華 3 本立て!!! ◆◇◆

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1┃『最新版戦略参謀』の進呈
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
進化を続ける戦略参謀が、さらに機能強化を重ねて<NEW>バージョンがリリースされます。
今回のフォロー講座では、強化機能の詳しくわかりやすいご説明はもちろん、この『最新版戦略参謀』を皆様にご進呈いたします!

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃2┃web 軍師本格リリース
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
眠れる獅子の如く少々鳴りを潜めていた「web 軍師」が、ついに本格リリースされることが決定しました!
フォロー講座でも web 軍師の魅力を存分にお伝えしますので、どうぞお楽しみにしてください。
ライセンスの販売もいたしますので、IT 社会を象徴する「クラウド」システムを採用した
弊社渾身の力作「web 軍師」を、ぜひともお手に取ってご利用ください。

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃3┃『戦略.TV』本格始動
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
戦略策定から実行までを支える「戦略参謀」「web 軍師」という双頭の剣が手に入ったところで、
それを最大限に活用するためには情報が必要です。
そこで役に立つのが、このたび本格始動した『戦略.TV』です。
『戦略.TV』では、ポータルサイトとして「戦略参謀」「web 軍師」などに関する情報を積極的に発信していきます。
研修動画がやコラムなどをどんどん充実させていきますので、 ぜひともごアクセスください!

────────────────────────────┐
■□■ フォロー講座開催日程
────────────────────────────┘
◆日時:7月11日(金)10:00~12:00

◆場所:株式会社ミロク情報サービス仙台支社
     〒980-0014
      仙台市青葉区本町1-1-1 三井生命仙台本町ビル
       (アジュール仙台内の研修室を予定)

◆受講料:軍師の会会員の方・・・・無料
      軍師の会会員以外の方・・35,000 円(税抜)

◆お申込み期限:7月3日(木)

◆お申し込み先: 下記の番号まで FAX お願いいたします。
            017-738-8827(青森本社 FAX 番号)

ご不明な点がございましたら、弊社戦略情報室までお気軽にお尋ねください。
お忙しい時期の開催とはなりますが、皆様のご参加お待ちしております!

5F分析②(2014.07.01)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■ 5F分析(2)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
若山経営・東京事務所の若山です。
いつも大変お世話になっております。

今回も弊社若山が週間帝国ニュース(株式会社帝国データバンク青森支店様発行)
に掲載させて頂いた記事の「5F分析」の記事から抜粋したものをシリーズでお届けします。
 

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

前回ご紹介した“青森市内で、昭和28年創業のカメラ店が破産開始手続き開始”(2014.4.19)という新聞のニュースの内容ですが、
「同社は、カメラや写真用品の販売、現像プリント等で個人のほか官公庁に営業基盤を築き、平成13年2月期は年間6億2千万円の売上。
それが大手チェーン店の出店を含めた同業他社との競合激化やカメラ付携帯電話の普及などで需要が減少、昨年2月期の年間売上が約7200万円にまで落ち込み赤字決算となっていた。」
というものです。

¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
ピーター・ドラッカーは、現代の経営(「上」P18)の、現在と未来とマネジメントという項で、
「マネジメントは常に、現在と未来という二つの時間を考えなければならない」と述べています。
私達中小零細企業は、「我社は他社と比べてどんな強みがあるか?」という内部環境だけ考えてやってきましたが、
これからは外部環境の変化にどのように対応するか?という点についても考える必要があります。

次回はこの「カメラ店」のケースを前回の「5フォース分析(1)」の競争要因の表にあてはめます。
 

■□随想━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

『戦略参謀:戦略策定』では、内部環境・外部環境について、「3C分析」「SWOT分析」「5フォース分析」で考えることができます。
 「3C分析」の後、「5フォース分析」を是非行っていただければ、また角度の違う「戦略」が見えてくるかもしれません。是非ご活用いただければと思います。

5F分析①(2014.06.26)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■  5F分析(1)                    
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

若山経営・東京事務所の若山です。いつも大変お世話になっております。

今回から、弊社若山が週間帝国ニュース(株式会社帝国データバンク青森支店様発行)
に掲載させて頂いた記事の「5F分析」の記事から抜粋したものをシリーズでお届けします。
 

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

前回まで、事業領域の拡大をテーマにしましたが、今回は業界の構造を分析する5F(ファイブフォース)分析です。
5F分析は、M.Eポーター 著の「競争の戦略」に出てきます。
簡単に言えば、競争に巻き込まれず、儲けやすいポジションをつくるにはどうすればいいかを考える手法です。
次の5つの観点から、設ける仕組みを構築することができるかどうかを判断します。

競争要因1新規参入の脅威
競争要因2同業他社との競合
競争要因3代替品の脅威
競争要因4買い手(顧客)の競争力
競争要因5仕入先の交渉力

次回“青森市内で、昭和28年創業のカメラ店が破産開始手続き開始”(2014.4.19)という新聞のニュースをご紹介しますので、
「5F分析」にこのケースを当てはめていきたいと思います。
 

■□随想━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
『戦略参謀:戦略策定』メニューの「5フォース分析」ですが、使い方がよくわからないのでとばしているというご意見をよく頂戴いたします。
今回のシリーズで、少しでも、皆様にお使いいただく参考になれば幸いです。
「よくわかったよ!」「全然わからなかったよ!」等ご意見、ご感想お待ちしております。

事業領域の拡大⑦(2014.06.17)

■╋■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
╋■┛ 事業領域の拡大(7)
■┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

若山経営・東京事務所の若山です。
いつも大変お世話になっております。

今回も弊社若山が週間帝国ニュース(株式会社帝国データバンク青森支店様発行)に掲載させて頂いた記事の「事業領域の拡大」の記事から抜粋したものをシリーズでお届けします。
 

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
└■ B2F(バックトゥザフューチャー)分析
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
バックトゥザフューチャーとは、1985年のアメリカ映画で、タイムマシンで30年前の過去にタイムスリップする映画です。
バックトゥザフューチャー現象が生まれるほどヒットしました。
B2F(バックトゥザフューチャー)分析とは、その映画にヒントを得て、大阪の中小企業診断士尾上康之(おのえやすゆき)氏が考え出した事業領域(ドメイン)を再定義する手法です。
分かりやすいので紹介します。

5年前にあって今ないもの
5年前になくて今あるもの
社会の構造の変化、需要の変化
自社内の変化に気づく
今あって5年後にないもの
今なくて5年後にあるもの
これまでの延長ではダメなので
必要ないのに気づく
会社が成長するために
すべきことを考える
価値観・経営理念・ビジョンの重要性に気づく

得意分野だけに集中し、他社と比較してわが社の強みを強調するだけの経営では、消費税増税後残っていけません。
わが社が成長するためにすべきことを考えましょう。
 

■ 随想 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥・・・・・‥‥‥・・‥‥‥

「戦略参謀」は「Ⅰ」(戦略策定)で現状を把握し、あるべき姿のための「戦略」を導き出します。
「Ⅱ」(戦略実行・管理)では、「あるべき姿」のための具体的な行動計画をたて、管理し、徹底して実行する仕組みづくりを習慣にします。
上記のB2F分析も参考に、○年後の「あるべき姿」作りのために「戦略参謀」をお役立て頂ければ幸いです。

事業領域の拡大⑥(2014.06.10)

■╋■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
╋■┛ 事業領域の拡大(6)
■┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

若山経営・東京事務所の若山です。いつも大変お世話になっております。

今回も弊社若山が週間帝国ニュース(株式会社帝国データバンク青森支店様発行)に掲載させて頂いた記事の「事業領域の拡大」の記事から抜粋したものをシリーズでお届けします。
 

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
今回は事業領域(ドメイン)の拡大の進め方(手順)についてご紹介します。
 
 └■Step1:PMマトリクス━━━━━━━━━━━━━━━━……┐
  PMマトリクスとは、どこ(市場)に何を(製品、商品、サービス)を売っているのか、確認する表です。
  すでに活用されているもので、特別なものではありません。
  現状を確認し、新製品(商品)・新市場への展開と合わせ、粗利貢献度分析も並行して3年後までの構想を計画します。

 └■Step2:3C分析━━━━━━━━━━━━━━━━━……┐
  3Cとは、顧客、競合、自社の略で、優先順位は以下のとおりです。
  Step1のPMマトリクスの構想が可能かどうかを検証します。
   顧客:顧客を満足させる価値が提供できるかを考える
   競合:競争に際して優位性を持てるかどうかを考える
   自社:あくまで優先順位としては最後ということを忘れない

 └■Step3:市場分析━━━━━━━━━━━━━━━━━……┐
  Step1・2を前提に、これから市場はどのように変わっていくのか、わが社が構想したStep1の計画は可能かどうかを確認します。
  ここで大事なのが、前回書いたマーケットイン(事業領域の拡大(4))の思考です。

 └■Step4:事業領域(ドメイン)の拡大(再定義)━……┐
  事業領域(ドメイン)は表現を変え、明日の事業の姿とも言います。
  Step1~3を繰り返し、わが社の明日の姿を見つけましょう。
  その切り口が、お客様への提供機能を「モノ」から「コト」に変えるということなのです。
  腑に落ちるまで、Step1~4を繰り返しましょう。
 

■ 随想 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥・・・・・‥‥‥・・‥‥‥

「戦略参謀Ⅰ」の最初のメニューである「経営基本要素」の中の「事業ドメイン」。
上記の方法で行くと、「事業ドメイン」のみを、「戦略参謀Ⅰ」のPMマトリクスから中期戦略マップまで行ったあとに、改めて入れられるというのも良いかと思います。
新たな発見があるかもしれません。

メニューについてご不明な点がありましたら御遠慮なくお問い合わせください。

事業領域の拡大⑤(2014.06.03)

■╋■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
╋■┛ 事業領域の拡大(5)
■┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

若山経営・東京事務所の若山です。いつも大変お世話になっております。

今回も弊社若山が週間帝国ニュース(株式会社帝国データバンク青森支店様発行)に掲載させて頂いた記事の「事業領域の拡大」の記事から抜粋したものをシリーズでお届けします。
 

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
事業領域(ドメイン)の再定義(見直し)はなぜ必要なのでしょうか?
消費税が増税になっても、お客様に他社ではなくわが社を選んでもらうにはどのようにすべきか?
それを追及していただくために書き出したのですが、私達には、事業領域(ドメイン)を考えなければならない理由があります。

└■ ①経営資源の分散化を回避する
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
企業は限られた経営資源(人、もの、金、情報)で活動しています。
ドメインを設定せずに事業活動の範囲を広げていくと経営資源が分散してしまい、気が付いたら得意なことが発揮できないという状態になる恐れがあります。

└■ ②事業の過度の集中を回避する
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
他社がやっていないことだけに集中してしまえば、逆に活動の範囲を狭くし、足かせをつくることになります。
事業領域(ドメイン)再定義には、戦略的に経営をするために必要という前提があります。
 

■ 随想 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥・・・・・‥‥‥・・‥‥‥

以前お届けした「事業領域の拡大(3)」では自社の内部環境分析について「3C分析」をおすすめさせて頂きました。
今回は「他社」と「自社」、つまりは業界内の競争環境分析についてです。

これには「戦略参謀Ⅰ」の「5F(ファイブフォース)分析」がおすすめです。
「業界の利益構造や成功要因、また将来の競争状況の変化などを予測することもできる」のが5F分析です。
テキスト「戦略参謀の活用」p56~59もご参考になさってください。
飛ばされがちなメニューですが、この機会に是非取り組んでいただければと思います。

皆様からのご意見・ご感想お待ちしております。

事業領域の拡大④(2014.05.28)

■╋■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
╋■┛ 事業領域の拡大(4)
■┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

若山経営・東京事務所の若山です。いつも大変お世話になっております。

今回も弊社若山が週間帝国ニュース(株式会社帝国データバンク青森支店様発行)
に掲載させて頂いた記事の「事業領域の拡大」の記事から抜粋した
ものをシリーズでお届けします。
 

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
事業領域(ドメイン)を拡大し、再定義する上での約束の2つめは「マーケットインの思考で考える」です。
マーケットインとは、製品のスペックよりもマーケットの声を重視し、よりニーズのある製品を作っていくといった発想です。
製品ありきではなく顧客ありきの販売戦略のことをいいます。
 
¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
ソリューションとは、ITの用語で、「問題点の解決や要求の実現を行うための情報システム」という意味があります。
マーケティングの世界で、古くから使われている格言に「ドリルを買いに来た人が欲しいのは、ドリルではなく穴である」という言葉があります。
私達は特に、買い手視点(4C)の「顧客ソリューション」について考えることが必要です。視点とは、相手の立場でものをみること。
顧客視点に発想を変えましょう。

売り手視点
 
買い手視点
4P
4C
製品 Product
顧客ソリューション
Customer Solution
価格 Price
顧客コスト
Customer Cost
流通 Place
利便性
Convenience
販促 Promotion
コミュニケーション
Communication

 ※上記の表は、当社が実施した、「後継者育成塾」のレジュメとして、㈱帝国データバンク産業調査部様から提供頂いたものを使用しました。

 
■ 随想 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥・・・・・‥‥‥・・‥‥‥

また難しい横文字用語が出てきたと思われた方も多いかと思います。
皆様が戦略マップを作成していただく際に、弊社の若山が「ストーリー性があるかどうか」と口を酸っぱくして言っておりますが、売り手目線の4Pから顧客目線の4Cへと発想を転換し、再度、「財務の視点から人材と組織の視点」までが、お客様にとって問題解決となるストーリーかどうか、弊社若山の眉間にシワを寄せた顔を思い出しご確認して頂けると幸いです。

事業領域の拡大③(2014.5.21)

■╋■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
╋■┛ 事業領域の拡大(3)
■┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

若山経営・東京事務所の若山です。
いつも大変お世話になっております。

今回も弊社若山が週間帝国ニュース(株式会社帝国データバンク青森支店様発行)
に掲載させて頂いた記事の「事業領域の拡大」の記事から抜粋した
ものをシリーズでお届けします。

■□━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
└■
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
お客様への提供機能を、「もの」から「こと」に見直す発想をするためには、約束と順序があります。
それは、「これまで」の成功体験を捨て、「これから」戦略的思考で経営をするということにつながります。
事業領域(ドメイン)を拡大し、再定義する上での約束は、2点あります。

¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
①得意なことにフォーカスする
 餅は餅屋ということわざがあります。
 ことわざの意味は、餅は自分でついたものより、専門家である「餅屋」がついた方がうまい。
 専門家の方が何事も上手なものである。という意味です。
 自分でうまくできないことを、何とか頑張ってやろうとするよりは、それをアウトソースすることにより、ビジネスの領域を変える、ということが考えられます。
 しかし、餅をつくのが得意な餅屋が、それをアウトソースしたのでは全く意味がありません。
このことわざは、自社のビジネス領域をどこにおくかという「選択と集中」についても、表現しています。

次回は「再定義する上での約束②」です。
 

■ 随想 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥・・・・・‥‥‥・・‥‥

上記の「得意なことにフォーカスする」というのは『戦略参謀Ⅰ SWOT分析』がお役に立てるかと思います。
皆様にお配りした弊社のテキスト「戦略参謀の活用」SWOT分析P50~52に詳細が掲載されています。
自社分析することにより競争優位に立つために自社を知ることでき、弱みを分析することで、自社に関係する重要な機会と脅威を把握できます。
是非ご利用いただければ幸いです。

皆様のご意見・ご感想お待ちしています。