【5F分析(3)】
若山経営・東京事務所の若山です。いつも大変お世話になっております。
今回も弊社若山が週間帝国ニュース(株式会社帝国データバンク青森支店様発行)
に掲載させて頂いた記事の「5F分析」の記事から抜粋したものをシリーズでお届けします。
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前回のカメラ店のケースを以前お送りした「5F分析(1)」に当てはめます。
○『競争要因1:新規参入の脅威』・・・大手チェーン店の出店
○『競争要因2:同業他社との競争』・・・個人のほか官公庁に営業基盤を置く
○『競争要因3:代替品の脅威』・・・カメラ付き携帯電話
○『競争要因4:買い手(顧客)の競争力』・・・プリンターの購入により、現像プリント需要減少
○『競争要因5:仕入先の交渉力』・・・代替品の登場や消費者ニーズの変化に対応、戦略の転換
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結果論ですが、平成13年の業績好調な時に、あるいは、売上が減少傾向になってきたときに、3年後、5年後にくる経営環境の変化を想定し「事業領域の再定義」をしたうえで、5F分析を行い、経営戦略を考え、それに基づく経営計画を策定し、実行していれば「破産手続き開始」という最悪の事態を回避することができたのではないでしょうか。
●随想━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
最近、ニュースで見ましたが、「プレミアムモルツ」は、10年連続で過去最高販売数量を更新しているそうです。
近年、発泡酒などに押され、他社のビールは伸び悩んでいるそうですが、「プレミアムモルツ」だけは好調だそうです。
ビールは他社ビールの競合もありますが、「お酒」という枠になると、日本酒・ウイスキー・カクテル・焼酎・発泡酒等、ビールに代わる代替品はたくさんあります。
また、新作も毎日のようにテレビでCMされています。
『戦略参謀:戦略策定』メニュー「5フォース分析」で、皆様と皆様の顧客様が、「プレミアムモルツ」のような唯一無二の商品を作るお手伝いができれば幸いです。