消費税増税と経営 – (2)
今号では、MQ会計 *1 を事例を使って説明していきます。
(会社概要)
会社名 株式会社ABC
従業員数 正社員3名、アルバイト5名
事業内容 飲食店
Qの単位 客数
1.損益計算書をMQ会計式に変える(金額千円)
http://wakayama-keiei.jp/mm/MQ-accounting1.jpg
上記の表をもとに、一人の顧客からいくら儲かっているかを計算してみます。
売上÷客数=3,583円、変動費÷客数=1,250円
→限界利益=3,583円-1,250円=2,333円
2.次に4つの損益分岐点を確認します
http://wakayama-keiei.jp/mm/MQ-accounting2.jpg
上記の表は下記のことを示しています。
・売上単価が4.7%下がると利益はゼロになる
・変動費単価(仕入)が13.3%上がると利益はゼロになる
・客数が7.1%減ると利益はゼロになる
・固定費が2,000千円増えると利益はゼロになる
次号は、1.消費税が10%になり、客数が10%減った場合利益がいくら減るかを
確認、2.そして利益を減らさないための「打ち手」を4つの損益分岐点で試算
し、対策を考えていきます。
*1 MQ会計はマネジメントゲームを開発した、西順一郎先生が考えた手法です。
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