SWOT分析(2)- 1
中小企業の経営戦略立案にはSWOT分析のアプローチが有効で人気があります。
前回、目標が明確であれば、SWOT分析は戦略を考えるツールとして有効と書き
ました。これまで取り組んできたことをもとに、経営戦略策定に役立つSWOT分
析をする場合の目標と、そこに至るまでのステップはどうあるべきかについて、
以下にまとめました。
私は、SWOT分析をする前までのプロセスと分析結果をもとに戦略を導きだす流
れは、次のように進める必要があると考えています。
1、経営の基本要素見直しと目標設定
経営の持続性を高めるためには、事業承継をする時点(仮に5年後)での
事業領域 *1 を再定義し、5年後の目標(ビジョン)*2 を設定。
2、商品・市場(どこに何を売るのか)
現在扱っている主な商品と市場の実態を把握し、アンゾフの成長マトリ
クスで今後の成長戦略を考える。
3、財務計画
上記をもとに、現状の財務数値を確認し、損益分岐点とキャッシュフロー
の推移を把握する。
*1 事業領域(対象顧客・商品・提供方法・技術などの組み合わせ)
*2 ビジョンとは、将来のある時点でどのような発展を遂げていたいか等の構
想や未来像(コトバンク参照)
次号は、引き続きSWOT分析をする前までのプロセスについてご説明いた
します。
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