ニュースレター

あるべき姿を描き、経営力を強化する②(2013.12.20)

若山経営・東京事務所の若山です。
いつも大変お世話になっております。

今回も弊社若山が週間帝国ニュース(株式会社帝国データバンク青森支店様発行) に掲載させて頂いた記事の「あるべき姿を描き、経営力を強化する」の記事から抜粋したものをシリーズでお届けします。
 

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        あるべき姿を描き、経営力を強化する(2)
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「コトラーのマーケティング講義」に、イノベーションによって生活費を押し下げてくれる企業の代表格として、
イケア、サウスウェスト航空等が紹介されています。
イケアとサウスウェストは、伝統を守りながら、低価格・低コストで業界の常識を変えることに成功しました。

上記のような大企業には、創造力の高い人材がいて、すぐれたアイディアをだしてくれるので、イノベーションが可能です。
それに比べて中小零細企業は、人材不足、よって、イノベーションなど不可能と思っていませんか?

あきらめる前に、経営の定石を使って考えを整理しましょう。
その一つに、「事業領域の再定義」があります。
これまで、私達は提供する商品・サービスと顧客という側面からだけ事業を考えてきました。

しかし、本来、事業活動を続けるにあたって、誰に(顧客・市場)、何を(ニーズに対する商品・サービス)、どのように(独自能力によるアプローチ方法)の3つの要素から事業の方向性を考える必要がありました。

それが事業領域(ドメイン)を設定するという意味です
 

■ 随想 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・….・・・・・……・・……

確かに大企業のように高い報酬を払い専門の人材を雇うことで、優れた結果を出すことができるのかもしれません。
しかし「戦略参謀」を使って顧問先と新たなアイディアを出し合い、「共同で作り上げていく」ということも非常
に付加価値の高いもののように感じます。
上司から決まったことを言われるのではなく、全社員合意の上での「アイディア」なら大企業に負けない優れた結
果が出せるのではないでしょうか。
次回は事業領域の目的についてです。