ニュースレター

事業領域の拡大⑤(2014.06.03)

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╋■┛ 事業領域の拡大(5)
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若山経営・東京事務所の若山です。いつも大変お世話になっております。

今回も弊社若山が週間帝国ニュース(株式会社帝国データバンク青森支店様発行)に掲載させて頂いた記事の「事業領域の拡大」の記事から抜粋したものをシリーズでお届けします。
 

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事業領域(ドメイン)の再定義(見直し)はなぜ必要なのでしょうか?
消費税が増税になっても、お客様に他社ではなくわが社を選んでもらうにはどのようにすべきか?
それを追及していただくために書き出したのですが、私達には、事業領域(ドメイン)を考えなければならない理由があります。

└■ ①経営資源の分散化を回避する
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企業は限られた経営資源(人、もの、金、情報)で活動しています。
ドメインを設定せずに事業活動の範囲を広げていくと経営資源が分散してしまい、気が付いたら得意なことが発揮できないという状態になる恐れがあります。

└■ ②事業の過度の集中を回避する
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他社がやっていないことだけに集中してしまえば、逆に活動の範囲を狭くし、足かせをつくることになります。
事業領域(ドメイン)再定義には、戦略的に経営をするために必要という前提があります。
 

■ 随想 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥・・・・・‥‥‥・・‥‥‥

以前お届けした「事業領域の拡大(3)」では自社の内部環境分析について「3C分析」をおすすめさせて頂きました。
今回は「他社」と「自社」、つまりは業界内の競争環境分析についてです。

これには「戦略参謀Ⅰ」の「5F(ファイブフォース)分析」がおすすめです。
「業界の利益構造や成功要因、また将来の競争状況の変化などを予測することもできる」のが5F分析です。
テキスト「戦略参謀の活用」p56~59もご参考になさってください。
飛ばされがちなメニューですが、この機会に是非取り組んでいただければと思います。

皆様からのご意見・ご感想お待ちしております。

事業領域の拡大④(2014.05.28)

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╋■┛ 事業領域の拡大(4)
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若山経営・東京事務所の若山です。いつも大変お世話になっております。

今回も弊社若山が週間帝国ニュース(株式会社帝国データバンク青森支店様発行)
に掲載させて頂いた記事の「事業領域の拡大」の記事から抜粋した
ものをシリーズでお届けします。
 

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事業領域(ドメイン)を拡大し、再定義する上での約束の2つめは「マーケットインの思考で考える」です。
マーケットインとは、製品のスペックよりもマーケットの声を重視し、よりニーズのある製品を作っていくといった発想です。
製品ありきではなく顧客ありきの販売戦略のことをいいます。
 
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ソリューションとは、ITの用語で、「問題点の解決や要求の実現を行うための情報システム」という意味があります。
マーケティングの世界で、古くから使われている格言に「ドリルを買いに来た人が欲しいのは、ドリルではなく穴である」という言葉があります。
私達は特に、買い手視点(4C)の「顧客ソリューション」について考えることが必要です。視点とは、相手の立場でものをみること。
顧客視点に発想を変えましょう。

売り手視点
 
買い手視点
4P
4C
製品 Product
顧客ソリューション
Customer Solution
価格 Price
顧客コスト
Customer Cost
流通 Place
利便性
Convenience
販促 Promotion
コミュニケーション
Communication

 ※上記の表は、当社が実施した、「後継者育成塾」のレジュメとして、㈱帝国データバンク産業調査部様から提供頂いたものを使用しました。

 
■ 随想 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥・・・・・‥‥‥・・‥‥‥

また難しい横文字用語が出てきたと思われた方も多いかと思います。
皆様が戦略マップを作成していただく際に、弊社の若山が「ストーリー性があるかどうか」と口を酸っぱくして言っておりますが、売り手目線の4Pから顧客目線の4Cへと発想を転換し、再度、「財務の視点から人材と組織の視点」までが、お客様にとって問題解決となるストーリーかどうか、弊社若山の眉間にシワを寄せた顔を思い出しご確認して頂けると幸いです。

事業領域の拡大③(2014.5.21)

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╋■┛ 事業領域の拡大(3)
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若山経営・東京事務所の若山です。
いつも大変お世話になっております。

今回も弊社若山が週間帝国ニュース(株式会社帝国データバンク青森支店様発行)
に掲載させて頂いた記事の「事業領域の拡大」の記事から抜粋した
ものをシリーズでお届けします。

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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
お客様への提供機能を、「もの」から「こと」に見直す発想をするためには、約束と順序があります。
それは、「これまで」の成功体験を捨て、「これから」戦略的思考で経営をするということにつながります。
事業領域(ドメイン)を拡大し、再定義する上での約束は、2点あります。

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①得意なことにフォーカスする
 餅は餅屋ということわざがあります。
 ことわざの意味は、餅は自分でついたものより、専門家である「餅屋」がついた方がうまい。
 専門家の方が何事も上手なものである。という意味です。
 自分でうまくできないことを、何とか頑張ってやろうとするよりは、それをアウトソースすることにより、ビジネスの領域を変える、ということが考えられます。
 しかし、餅をつくのが得意な餅屋が、それをアウトソースしたのでは全く意味がありません。
このことわざは、自社のビジネス領域をどこにおくかという「選択と集中」についても、表現しています。

次回は「再定義する上での約束②」です。
 

■ 随想 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥・・・・・‥‥‥・・‥‥

上記の「得意なことにフォーカスする」というのは『戦略参謀Ⅰ SWOT分析』がお役に立てるかと思います。
皆様にお配りした弊社のテキスト「戦略参謀の活用」SWOT分析P50~52に詳細が掲載されています。
自社分析することにより競争優位に立つために自社を知ることでき、弱みを分析することで、自社に関係する重要な機会と脅威を把握できます。
是非ご利用いただければ幸いです。

皆様のご意見・ご感想お待ちしています。