サンクチュアリ出版 2018年8月3日初版発行
(P066~69 12断る)
「本当にやりたいこと」を優先するために
「断らない人」は、自分が本当にやりたいことに対して、エネルギーと時間を振り向けることができなくなっています。休息や睡眠、家族と過ごす時間も削られる。つまり、断らない人は、確実に不幸な人生を歩むのです。死ぬほど忙しくて睡眠がとれなくなったり、健康を害したりして、初めて「断る」わけですが、それだったら最初から断るべきなのです。
「断らない」と起きること | 「断る」メリット |
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・自分の大事な時間が無限に奪われる ・睡眠、休息時間が減り、憔悴していく ・頼めばなんでも受けてくれる「便利屋」だと思われる ・「やりたくない仕事」に依頼が増える ・ストレスがたまる ・必死に「残業」や「休日出勤」をしても結局、昇進にはつながらない |
・自分の大切な時間が増える ・本来すべきことに、エネルギーと時間を集中できる ・意思に強い人だと思われる ・「断るのは申し訳ない」という罪悪感が無くなる ・スッキリする ・自己投資に時間が使えて、定時の仕事でしっかりと結果を出せる |
断りの公式は、「謝罪(感謝+理由+断り+代替案)です。
例えば残業を頼まれた場合、「すみません(謝罪)。選んでいただいてありがとうございます(感謝)。本日、子供の塾の送迎があるため(理由)、残念ながらお引き受けできません(断る)。明日の午前中でしたら終わらせることができるのですがいかがでしょうか(代替案)。」
久々の今日の1ページです。「断る」という言葉を無意識に避けていましたがこの本を読んでよくわかりました。本当にやりたいことをやるためには「断る」、「年間目標に合わない仕事を受ける」ということは、それに関係のない仕事に時間を奪われるということ。つまり、年間目標の実現にマイナスの影響しか及ばさない(P68)。
ビジョン優先で考えていないから判断に迷い、決断が遅れる。そして断り切れずに引き受け、忙しい、忙しいの連続。ビジョンにもとづく戦略マップを描けず、日常業務優先になっていました。