キングベアー出版2014年5月発行
本当に重要な目標を一つ(多くて二つ)を選びます。これを最重要目標(WIG)と呼びます。(Wildly Important Goal)
(たくさんの目標の弊害)
その目標を達成できなかったら、他のどんな目標を達成したところで、意味がないような重要な目標を見極めることです。
もし、あなたのチームが今、五個、十個もの重要な目標を実行しようとしているのなら、チームがフォーカスできないのは当たり前です。フォーカスしないと竜巻が威力を増し、あなたの努力は雲散霧消してしまい、成功はまず不可能です。(P36)
本では、WIGを選択する基準として、何が重要なのか?で判断するのではなく、「他のすべての業務が現在の水準を維持するとして、変化することが最大のインパクトを与えられる一つの分野は何か」と問いかけてくださいと説明しています。発想の仕方を変えろ、ということでしょうか。
多くの戦略目標を掲げたがどれも実行できない、ということは良くあります。WIGを一つか二つに絞り込み、労力の20%を集中する。そして残りの80%は今までどおりやっていることを維持する。それが、戦略実行の秘訣のようです。